小説
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（二）5 「あの日ねえ、西島さ……
「あの日ねえ、西島さんと、人の誰もいない小道にはいっていって……そのあとはご想像にまかせるわ」〈作品本文の凡例〉https:/…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（二）4 母にだけは、西島広之……
母にだけは、西島広之からもらった木片を見せてもいいような気がした。が、恵理子はそれも何かためらわれた。それは、香也子…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（二）3 恵理子は今日、朝から……
恵理子は今日、朝からそわそわしていた。西島広之と会うということが、こんなにも自分の全生活を突き動かすのかと思うと、少…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（二）2 ロバ菓子店の前で、ち……
ロバ菓子店の前で、ちょっと考えてから、恵理子はチョコレートを二枚買った。時計を見ると、西島広之と会う時間までにまだ三…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（二）1 恵理子は川田カメラ店……
恵理子は川田カメラ店に、仕立物のワンピースを届けて、外に出た。夕方の買物通り公園には人があふれていた。通りの真ん中に…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）80 いつものように、ツネ……
いつものように、ツネの機嫌はすぐになおった。うなずきながら恵理子は、ポケットにあるさきほどの木片に、そっと手をやった…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）79 「そうかい。わたしゃ……
「そうかい。わたしゃまた、お前にも香也子からこんな手紙でもきたのかと思ってさ。それで思いあぐねているのかと思ったのさ…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）78 「いいえ、わたしはべ……
「いいえ、わたしはべつに……」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）77 「お前にも、こんな手……
「お前にも、こんな手紙か、電話でもきてたんじゃないのかい」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）76 「それで？」……
「それで？」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）75 「昨日だよ。お稽古に……
「昨日だよ。お稽古に出ようとしたら、ちょうど郵便屋さんがきてね」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）74 「この手紙いつきたん……
「この手紙いつきたんですか？」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）73 読んで、保子はほっと……
読んで、保子はほっとした。ホテルで容一と食事をしたことが、ばれたのかと思った。が、それにしても、短大を出たというのに…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）72 〈おばあちゃん。お元……
〈おばあちゃん。お元気ですか。わたし香也子です。わたしは今年、もう二十になりました。それで、お茶でも習いたいと思いま…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）71 差出人は香也子だった……
差出人は香也子だった。あけて見ると、不揃いな字が目にはいった。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）70 「まあ！」……
「まあ！」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）69 と、恵理子のいれたお……
と、恵理子のいれたお茶を飲む。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）68 「見たらわかるだろ」……
「見たらわかるだろ」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）67 「なんですの？ これ……
「なんですの？ これ」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）66 と、ささやいた。うな……
と、ささやいた。うなずく間もなく戻ってきて、ツネは手紙をぽいと保子の前においた。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-t…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）65 「お父さんと会ったこ……
「お父さんと会ったことは内緒よ」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）64 ツネは何を思ったか、……
ツネは何を思ったか、ついと隣の自分の部屋に立って行った。保子は恵理子の耳に、〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）63 「ごまかしても駄目」……
「ごまかしても駄目」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）62 「いろいろよ、それは……
「いろいろよ、それは。ちょっとお腹が痛いと思ったり、これは何を食べたからかと思ったり……」〈作品本文の凡例〉https://www…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）61 「その別のことが何だ……
「その別のことが何だいって聞いているんだよ」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）60 「何って、おかあさん……
「何って、おかあさん。いやですね……そりゃ誰だって、別のことを考えてることがあるでしょう」〈作品本文の凡例〉https://www…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）59 「まさか？ じゃ、や……
「まさか？ じゃ、やっぱり、お前は気づかないで食べたってことだね。人の話をうわの空で聞いている証拠ですよ。いったい何…
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）58 保子が驚いた。……
保子が驚いた。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）57 「まさか」……
「まさか」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
-
『果て遠き丘』［ 蛙の声 ］（一）56 「べつに？ そんなこ……
「べつに？ そんなことはないだろう。ねえ、恵理子、恵理子も見ていただろう。保子は卓袱台の上にこぼしたご飯粒を食べたん…
