『果て遠き丘』
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)18 ノックをしたが返事がな……
ノックをしたが返事がない。香也子は時々返事をしないことがある。章子は少しきっとなってドアをあけた。電灯が点けっ放しに…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)17 まだ誰も、今夜香也子……
まだ誰も、今夜香也子が外出していることを知らない。章子は、あるいは香也子がいたずらをしたのかもしれないと思ってみた。…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)16 「知ってらっしゃれば……
「知ってらっしゃれば、なおのことですよ、章子さん。香也子さんのお部屋に行ってごらんなさい」〈作品本文の凡例〉https://w…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)15 「でも……香也子さん……
「でも……香也子さんは、わたしが今日パウンドケーキを金井さんに持って行くこと、知ってるのよ」〈作品本文の凡例〉https://w…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)14 打ち消したが、実は章……
打ち消したが、実は章子も、内心香也子ではないかと疑っていた。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)13 「まさか」……
「まさか」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)12 と、絹子は声をひそめ……
と、絹子は声をひそめた。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)11 「香也子さんじゃあり……
「香也子さんじゃありませんか」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)10 わかったというような……
わかったというような表情で、〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)9 「じゃ……」……
「じゃ……」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)8 「それがないのよ。確……
「それがないのよ。確か、さっきまであったと思うんだけど……」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)7 いぶかしげに答える絹……
いぶかしげに答える絹子に、〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)6 「パウンドケーキ? ……
「パウンドケーキ? 昨夜から、冷蔵庫にはいってましたけど……」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)5 「あのう……絹ちゃん……
「あのう……絹ちゃん、わたしのつくったパウンドケーキ知らない?」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)4 再びキッチンに行くと……
再びキッチンに行くと、いましがた使いから帰ったばかりのお手伝いの絹子がいた。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)3 独り言をいいながら、戸……
独り言をいいながら、戸棚をあけてみた。が、そこにもない。もしかしたら、自分の部屋に持って上がったのだったかもしれない…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)2 「戸棚の中かしら?」……
「戸棚の中かしら?」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](六)1 章子は着物に着更えて……
章子は着物に着更えて、キッチンの冷蔵庫をあけた。卵やチーズやバターが整然と並んでいるだけで、確かにさきほどあったパウ…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)79 ツネは目をうるませた……
ツネは目をうるませた。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)78 「これ、手作りなの。……
「これ、手作りなの。おばあちゃん、お母さんやお姉さんと一緒に食べてね」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)77 帰りぎわに香也子は、……
帰りぎわに香也子は、パウンドケーキを差し出していった。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)76 叫んで、香也子はツネ……
叫んで、香也子はツネに抱きついた。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)75 「うれしい!」……
「うれしい!」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)74 「そうだねえ……ま、……
「そうだねえ……ま、少し考えてみようかねえ。お茶はとにかく、香也子、時々は遊びにきてもいいよ」〈作品本文の凡例〉https:/…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)73 「お母さん、わたしは……
「お母さん、わたしは何より香也子の気持ちを大事にしてやりたいと思います。お母さんさえその気になってくだされば、お茶ぐ…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)72 笑ってごまかすツネに……
笑ってごまかすツネに、保子はいう。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)71 「香也子と会ったりし……
「香也子と会ったりしちゃいけないよ。香也子と会ったりしているうちに、必ず橋宮とよりを戻すんだから」〈作品本文の凡例〉h…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)70 ツネは平生いっている……
ツネは平生いっていることとちがう自分に気づいて、笑ってごまかした。ツネはよくいうのだ。〈作品本文の凡例〉https://www.m…
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)69 「そりゃお前……」……
「そりゃお前……」〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
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『果て遠き丘』[ 蛙の声 ](五)68 保子はようやく落ちつ……
保子はようやく落ちつきを取り戻し、皮肉な微笑を浮かべた。〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463