三浦綾子文学 語句索引(製作中)
いつか信夫は六さんに連れられて、一度虎雄の家に遊びに行ったことがある。ガタゴト音のするどぶ板を踏んで、戸をあけるといきなり部屋があったのに信夫はおどろいた。だがそれよりいっそう信夫をおどろかせたのは、三十ぐらいの女が胸をはだけて、足を横に出したまま食事をしている姿だった。
〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463