読んで、保子はほっとした。ホテルで容一と食事をしたことが、ばれたのかと思った。が、それにしても、短大を出たというのに、なんと小学生のような幼稚な手紙であろう。あるいは香也子は、祖母のツネの前に、わざと子供っぽく書いたのかもしれない。しかし、どうしてこの手紙をツネに書いたのか。保子は戸惑った顔をツネに向けた。
〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
読んで、保子はほっとした。ホテルで容一と食事をしたことが、ばれたのかと思った。が、それにしても、短大を出たというのに、なんと小学生のような幼稚な手紙であろう。あるいは香也子は、祖母のツネの前に、わざと子供っぽく書いたのかもしれない。しかし、どうしてこの手紙をツネに書いたのか。保子は戸惑った顔をツネに向けた。
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