今夜は、ホテルでの会食のことはツネには告げ口しなかった。が、いつかは必ず母を窮地に追いやってやるのだと、香也子は心に決めた。今夜の保子にくらべれば、義理の母の扶代のほうが、説教めいたことをいわないだけに香也子にとってははるかに快い存在だ。
〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
今夜は、ホテルでの会食のことはツネには告げ口しなかった。が、いつかは必ず母を窮地に追いやってやるのだと、香也子は心に決めた。今夜の保子にくらべれば、義理の母の扶代のほうが、説教めいたことをいわないだけに香也子にとってははるかに快い存在だ。
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