しゃんと背中を伸ばしたまま、ツネは正座してスプーンを口に運んでいる。なんとなく油断のならぬ香也子だとは思いながら、二言めにはおばあちゃんと呼ばれると、ツネも悪い気はしない。なぜか香也子は、生みの母の保子よりも、祖母のツネに話しかける。そこに香也子の計算があった。
〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463
しゃんと背中を伸ばしたまま、ツネは正座してスプーンを口に運んでいる。なんとなく油断のならぬ香也子だとは思いながら、二言めにはおばあちゃんと呼ばれると、ツネも悪い気はしない。なぜか香也子は、生みの母の保子よりも、祖母のツネに話しかける。そこに香也子の計算があった。
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