『果て遠き丘』[ 起伏 ](二)5 保子の機嫌は、べつに……

保子の機嫌は、べつに自分がとる必要はないとみている。第一に、自分は実の子だ。そのうえ保子は、父の容一と、よりを戻したがっていて、香也子が気を使う先に、保子のほうが香也子の機嫌を損じまいとしている。だから、保子にはわがままにふるまっていいのだと、香也子は敏感に感じとっている。


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