『果て遠き丘』[ 起伏 ](二)6 が、ツネにはそうはい……

が、ツネにはそうはいかない。肉親の祖母といっても、この祖母にはいくつもの顔がありそうで、内心、香也子はツネを恐れているのだ。ツネの機嫌を損じたなら、この家にこなければそれでよい。とは思ってみても、ツネの前に出ると、香也子はついツネの機嫌をとるのだ。つまり、香也子にはツネが苦手なのだ。


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